2017年1月5〜8日に米国ラスベガスで開催されたCES2017のGoMoreブースについてまとめてみました。
まず、今回はGoMore本体をメインにしたものではなく、GoMoreスタミナセンサーのライブラリを使ったB2BもしくはB2B2C向けの新しいプラットフォームである『YellowYam』についての展示であることが大きな特徴で、ブースカラーもGoMore製品の赤色からB2B向けYellowYamの黄色になりました。
YellowYamのCES2017用バナーはこんな感じです。(何だかちょっと分かりにくいですが ^^;)
YellowYamは、B2B向けですが、中身の技術やライブラリー系はGoMoreのものを使っています。個人向け(B2C)のGoMoreもそれに合わせて進化しており、ランナー向けには、『GoMore Runner』、サイクリング向けには『GoMore Cyclist』となっています。日本では、まだどちらもリリースされていませんが、アメリカ、ヨーロッパ、台湾、中国では、GoMore Runnerがそろそろ正式リリースされる予定です。
日本でもGoMore Runnerのローカラーズおよびテストを行っており、これもそろそろリリース時期を明確化いたします。
さて、今回のレポートでは、ブースでも展示されていた新しいAppである『GoMore Cyclist』を中心にお伝えします。
見やすくなった画面構成
GoMore Cyclistの画面は、ワークアウト中は3つの画面を表示することができます。ここには画像が出ていませんが、もちろん地図も表示されます。
パワーメータとケーデンスメーターの接続が可能
Appの画像をみるとPOWERとCADENCEの文字が読み取れると思います。パワーメーターに関しては、実際のパワーメーターをスマホに接続しなくてもソフト的にwatt(ワット)を表示させることも可能です。結果表示でもパワーメーターについてのページが追加されました。
結果表示画面も多彩
結果表示についてもページ数が増え、また、グラフの表示切り替えができるようになりました。
過去データ表示のWeb画面
現行製品では、過去のデータをAppの画面でしか表示できませんでしたが、現在ブラウザで表示するためのツールを開発中です。
他社のWebページは、ただ単に心拍や距離などの過去の記録を表示するだけですが、GoMoreのWebでは、非常に細かな分析結果やゴールがリコメンデーションされているのでトレーニングに非常に役立ちます。

これはとても重要なグラフです。トレーニング効果についてです。x軸がゾーン、グラフは過去から現在までのスタミナの推移です。バックのブロックで白く浮き上がっている箇所、ここでいうとゾーン2〜3、ペース4.5前後を意識してトレーニングすると最大効果が得られることを意味しています。

トレーニング負荷についてのグラフです。TRIMPとありますが、これはTraining Impulseのことです。TRIMPとは、最大心拍数から安静時心拍数を差し引いた値にトレーニング時間を掛け合わせたものです。 トレーニング負荷を指数で表したもので、このグラフもとても重要です。
アパレルメーカーSabrinaとの協業
また、アパレルメーカーのSabrinaとの協業についての発表も行いました。GoMoreを胸ベルトではなく、特殊素材の生地に接続して装着の違和感なくワークアウトに集中できるウェアです。