キャリブレーションを正しく終えるために

GoMoreアプリには、ランニング屋内ランニングサイクリング屋内サイクリングトレッキング屋内ワークアウトと6つのトレーニングモードがあります。

それぞれのモードでは、初めてGoMoreを使用する際にキャリブレーション(個々の能力測定)が必要になります。運動の違いにより使う筋肉も違うため、トレーニングモードはそれぞれのトレーニングに最適化されたプロファイルに分かれています。キャリブレーションでは、個々のトレーニングに最適化されたプロファイルを個人の能力値でアジャストするという作業を内部的に行っています。そのため、使う筋肉が同じである『ランニング』や『屋内ランニング』は、どちらかのモードでキャリブレーションが完了すればいいということになります。『サイクリング』と『屋内サイクリング』についても同様です。キャリブレーションをやりたく無い場合は、「メニュー > バージョン情報 > キャリブレーションステータス」の項目をオンにすることでキャリブレーションを行わずにGoMoreを使うことはできます。しかし、正しくキャリブレーションを行うことによって、以降のトレーニングでより正確な運動能力を計測することが出来るようになるので、キャリブレーションを行うことをお勧めします。

キャリブレーション中の重要なポイントは、『一定に保てるベストの運動強度で最低15分はその運動を続ける必要がある』ということです。例えば、キャリブレーションを終了する前にペースを落とすとか、休憩してしまうと、キャリブレーションを正しく完了できません。キャリブレーションを終了する直前まで心拍が高い値を示していることが重要です。

下の画面のような内容で、キャリブレーションは正しく完了することができます。

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GoMoreスタミナセンターを装着し電源をオンにしてワークアウトの種類を選択すると、ランニングでは5Kmサイクリングでは10kmトレッキングでは1km屋内ワークアウトでは500kcalの [キャリブレーション開始] 画面が表示されます。それぞれの目標をクリアできるようがんばりましょう。ただし、これらの距離やカロリー消費の値は、あくまでもキャリブレーション中のトレーニングを行う目安です。上記の距離やカロリー消費に満たない値でも最低15分の運動を行えばキャリブレーションを正しく完了できます。

新キャリブレーション開始

理想的には、15分間全力でそれぞれの運動を行って、それ以上は無理というレベルまで追い込むことですが、できない場合はとにかく一定に保てるベストの運動強度で15分間の運動を続けることを目標にしてがんばってください。

キャリブレーションを終了すると『呼吸について』、『筋肉の状態について』、『疲労の度合いについて』の3つの質問ページが順に表示されます。最後の『疲労の度合い』については、「ベストな運動強度で」ということなので、当然『8-9』もしくは『10』を選択できるような強度で運動を行います。

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【注意点】

  • GoMoreアプリのキャリブレーションでは、それぞれ最低15分間の運動が必要です。15分未満でキャリブレーションを終えてしまうと、その回のキャリブレーションは失敗したことになり、「キャリブレーション未完了」となります。ただし、キャリブレーションとして行ったトレーニングは、終了時に保存することが可能です。
  • キャリブレーションが未完了の場合は、次回のセッションでもキャリブレーションが始まる仕様となっています。

キャリブレーションが正しく完了できない場合は、次のどちらかのメッセージが質問への回答直後に表示されます。

CalibrationFailed

高負荷なレースは、キャリブレーションの絶好の機会

自動キャリブレーションでレベルアップ!

クリテリウムレースや自転車ロードレースでは、スピードを出して抜き去っていく人につられてしまうなどで、なかなか自分のペースで走ることができません。しかも、自分の限界を超えるレベルの負荷をかける時間帯が多い為、GoMoreを見ながらペース配分をするような余裕もありません。その時は、スマホの画面を見て走ることは諦めて、ポケットの中にスマホを入れておいてください。(レース中はパワーメータの表示を隠している選手も実際にいるくらいなので、むしろ見ないほうがメンタル的に良い場合もあるようです。)

レースは、格好のキャリブレーションができる場面です!GoMoreはスタミナがゼロになると自動でキャリブレーションモードに入り、運動能力を再チェックしてプロファイルを適切な値にアジャストしてくれます。普段の練習ではなかなか追い込めないような高いレベルの負荷は、まさに自分の限界値を計ることができる絶好の機会です。

GoMoreをスタートさせ、安心してジャージの後ろポケットにスマホを入れておいてください。

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GoMoreはスタミナ残量が60、30、0パーセントになると、スタミナセンサー自身がバイブレーションするので、画面を見ずとも、その時の体の状態がわかります。特に距離が短いレースの場合は、ほとんどが無酸素エネルギーの消費ですので、よりわかりやすいと思います。

レース後には、履歴を見て、どのポイントでスタミナが残っていたかをチェックして、次回のレースに役立てましょう。もちろん、レース中の高負荷で再キャリブレーションされるので、プロファイルのレベルもアップします。その後のトレーニングでは、これまで以上に追い込めることになるでしょう。

なお、一般的な心拍計では、負荷が高い状態が続くと、心拍が一定以上は上がらなくなるので、このような使い方はできません。Gomoreの大きな利点ですね。

屋外サイクリングモードでのキャリブレーション

荒川河川敷にて屋外サイクリングモードでのキャリブレーションをしたK女子からのレポートです。

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荒川CRにてサイクリングモードのキャリブレーションを行いました。途中車止めが2か所あり、そこで減速した程度で、それ以外はスピードを落とさず走り切れました。15分間でスタミナが0%にならなかったので、走行距離が10kmに到達するまで走りました。

走行時は、以下を心がけました。
・心拍ゾーンを無酸素運動ゾーン(170bpm以上)に保つ
・(心拍ゾーンを保つため)ケイデンス100を保つ

2015-08-08_02_走行中

2015-08-08_08_結果2

 

2015-08-08_07_結果12015-08-08_03_10km到達直後2015-08-08_09_結果3

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■概要
距離: 10.03 km
タイム: 21:33
平均スピード: 27.9 km/h
高度上昇量: 48 m
カロリー: 226 C
平均気温: 24.6 °C

■詳細
タイム: 21:33
移動時間: 21:30
経過時間: 21:33
平均スピード: 27.9 km/h
平均移動速度: 28.0 km/h
最高スピード: 35.8 km/h
平均ケイデンス: 99 rpm

 

 

ローラー台を使った室内サイクリングモードでのキャリブレーション

ローラー台にて、室内のサイクリングモードでのキャリプレーションを行なったレポートです。今回登場するのは、最近特に自転車にはまっているというK女子です。東京マラソンも走ったこともある、弊社きってのアスリートです。

場所は、弊社東京本社の中会議室。iPhoneを大型ディスプレイに接続して、リアルタイムで、スタミナ値と心拍数などをチェックしながら、負荷を調整をします。アスリートの状態を他の人がチェックできるというGoMoreのメリットの一つですね。

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15分で最大限の力を出し切ることと、終了前に最大限の負荷がかかっている状態で終わることを目標にキャリブレーションをスタートします。とはいえ、どれくらいのペースで踏めば15分間で全力を出し切れるかがわからないので、無酸素エネルギーとスタミナの減り方を見ながら、少しずつ負荷を上げていきます。汗ダラダラになりながらも、15分間を終え、キャリブレーションが成功しました。

仮のスタミナ値(キャリブレーションが終わってませんから)ですが、特に意識したつもりは無く、ちょうど15分で0パーセントになってました。本人曰く、ほぼこれが限界とのことで、スタミナ値と合っているため、キャリブレーションをする必要がなかったかも! というか、仮にキャリブレーションをせずに使っていても、ある程度正確なスタミナ値が測れるということですね。

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ランニングでキャリブレーション

今回は、ランニングでキャリブレーションを実践したレポートです。

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皇居ランコースを使って、キャリブレーションをしました。さて今回登場のM君は、定期的にランニングをしているわけではありませんが、週末はフットサルに汗を流し、年間数回程度、ハーフマラソンのイベントに参加しているそうです。運動をすることにある程度体は慣れているようです。GoMoreを使ってのランニングは初めてということで、まずはキャリブレーションにチャレンジしてもらいました。特別な説明はせずに、前日にGoMoreを渡して、自分でセッティングすることと、Webサイトを見ておくように伝えておいたのみです。

スタート地点では、自分のペースで15分以上を走ることを最大の目標として、最後はできるだけ全力を振り絞って終わるようにと、伝えました。

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GoMoreが接続されると、心拍数が表示されます。スタートをクリックし、4つのモードからランニング(キャリブ)を選択します。さあ、スタートです!

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後は15分を走り続けることにひたすら専念します。皇居は1周約5キロありますので、走りきれば通常は20分以上はかかります。キャリブレーションには持ってこいのシチュエーションです。ただ、当日は朝6時過ぎというのに、かなり気温が上がっていたため、結構つらいランになりそうな。。。。

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竹橋からスタートし、半蔵門までの登り坂もなんなくこなし、桜田門あたりでも相当のペースで飛ばしてます。オールアウトになるまで走るのがより正確なキャリブレーションにつながるのですが、定期的にランニングしていない場合はあまり追い込むと危険が伴うこともあるので、1周しなくても無理せず止めるように指示を出します。ちょうどこのあたりで、仮のスタミナ値ゼロになり、胸に付けたGoMoreが振動しました。すでに15分は走っています。かなりつらいようでしたが、ラストスパートして終了。IMG_1015

IMG_1017 2アプリのキャリブレーションを終了をして、アプリが聞いてくる3つの質問に答えます。無事にキャリブレーションが成功しました。データを見ると、思ったより追い込んでいることがわかります。ペースも速く、M君の感覚では、相当疲労したとのことで、今回のワークアウトにより、正確な値が測れたと思われます。

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