パワーメータ(PowerTap)を使ったトレーニング1

赤坂にあるGSAstutoさんで、GoMoreを使ったトレーニングをしてきました。USのコーチングのライセンスを持つ、Timさんのインストラクションを受けながら、自転車のローラー台を使ったパワートレーニングを行いました。

PowerTapを使ったパワートレーニングに、GoMoreのスタミナトレーニングを組み合わたものになります。私の身長、体重などのデータから100Wから120W程度を目安にして、GoMoreの無酸素エネルギーの消費ペースと心拍を見ながら、強度を調整しスタミナゼロを目指すことにしました。今回は、どちらかというと、私の運動レベルを測るためのキャリブレーションに近い意味合いとなりました。なお、私のトレーニングの目的は、適切なカロリー消費と健康維持とスポーツを楽しむことです。(←これ、大事です。レースでポディウムに立つとか、TTのタイムを上げるとかだと、トレーニングのメニューが変わってきます)

ポイントとしては、

  • 一定の出力を保つ(これがなかなか難しい)
  • 無酸素エネルギーの消費ペースと心拍数の上昇をチェックする(私の場合は、だいたい147ぐらいの心拍数を超えると無酸素運動領域に入ることが、これまでのGoMoreを使ったトレーニングでわかっている)
  • スタミナゼロになるまで、がんばる(スタミナゼロになりましたが、もう少しプッシュできる気がしました。今回はキャリブレーションの意味合いが違うためやりませんでした)

結果として、綺麗なスタミナ消費曲線を描くことが出来ました。効率的にエネルギーを発生させる(パフォーマンスがベストに近い)状態のトレーニングでした。この結果、翌日以降に疲れやダメージが残るということはありませんでした。

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Gomoreの画面。放物線を描くようにスタミナ落ちるのが理想です。

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最大カロリーを700Kしか消費できない。増やす必要あり。

 

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パワータップの画面。

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GoMoreを使って最適なペースを見つけ出す方法

ランナーにとって自分に最適なペースを見つけ出すことは容易なことではありません。

GoMoreの『最大距離』表示を参照することで簡単に最適なペースを見つけ出すことができます。

最適なペースを維持しながら 10 km を走ることを想定します。ウォーミングアップを行ったのちスタートしますが、このとき、GoMoreの『最大距離』が 10 km に表示されるようにペースを徐々に合わせていきます。

図の場合は400秒のウォーミングアップを行い、その後、『最大距離』が10kmに表示されるようスピードを調整しています。走っているうちに、自分の能力ではだいたい時速5 kmのペースを維持すればいいことがわかります。最終的に3400秒でちょうど10 kmの距離を走破することができ、ゴール地点ではスタミナ残量が0%となります。結果、オーバーワークをせずに最適のペースで目的を達成することができます。

ペースを見つけ出す

 

GoMoreの『最大距離』の数値を目的の距離に合うように調整することで、最適なペースを維持しながらトレーニングを行うことができます。

FindingPace

 

 

LSDトレーニングでの使用

どのようにしたらLSDセッションで適切な運動強度を維持しながらトレーニングを行えるか?

GoMoreを使うことで自分の運動能力に合った最適なLSDセッションを簡単に行うことができます。

LSDセッションの最大の目的は、有酸素性の運動能力を向上させることです。

LSDトレーニング

GoMoreの無酸素性エネルギーのゲージを95%-100%に維持しながら運動強度を調整します。無酸素性エネルギーの消費を最小限に維持し、有酸素系エネルギーのゲージが下がっていくことを意識しながらランニングを行います。

LSDTraining

 

ファームウェアアップデート

GoMoreスタミナセンサーのファームウェアアップデートは次のとおり行います。

ホーム > メニュー(アプリ左上の三本線マーク)> センサー > ファームウェアアップデート

 

【注意点】

  • GoMoreスタミナセンサーとBluetooth接続している必要はありますが、胸ベルトを使って胸に装着する必要はありません。
  • ファームウェアのアップデートを実行するときは、GoMoreスタミナセンサーのバッテリー残量が80%以上のときのみ可能です。アップデートの際は、十分なバッテリー残量のときに実行してください。

VersionScreen_Update

 

 

 

スマホとGoMoreスタミナセンサーとの距離

GoMoreスタミナセンサーはBluetooth 4.0 Low Energy (BLE) Class2 をサポートしています。

スマートフォンとGoMoreスタミナセンサーとのBluetooth通信可能距離はClass2規格上10mとなっています。また、GoMoreスタミナセンサーは常にスマートフォンとBluetooth接続してご使用いただく仕様となっています。

Distance

ネット経由でアップデートできないファームウェア

次のGoMoreスタミナセンサーをお持ちの方は、弊社(info@gomore.jp)までご連絡ください。最新のGoMoreスタミナセンサー(本体のみ)と無償で交換いたします。

  • ファームウェアバージョンが古い

 

ファームウエアバージョンの確認方法:

GoMoreアプリのメニューから「センサー」を選択し『ファームウェアバージョン』を表示します。

ホーム > メニュー(アプリ左上の三本線マーク)> センサー

cantupdate

ファームウェアバージョン 2015012801040202

バージョン表記は、日付の2015から始まる16桁の数字です。この数字は、リリースした日付、ファームウェアのビルド番号やその他のバージョンがつながったものです。

ここで、最後から3桁目の数字が上記のように『2』のGoMoreスタミナセンサーをお使いの方は、ネット経由でのファームウェアバージョンアップができません。お手数ですが、弊社(info@gomore.jp)までご連絡いただき、最新のGoMoreスタミナセンサー(本体のみ)に交換してください。

有酸素性エネルギー、無酸素性エネルギーとは?

運動中の画面に表示される『有酸素性エネルギー』、『無酸素性エネルギー』の2つのバーについてです。

TwoBlueBars

有酸素性エネルギーとは、有酸素運動系で生じるエネルギーの度合いを示しています。
グリコーゲン、グルコース、乳酸、脂肪からアセチルCoAが生成され、TCA回路と呼ばれる生化学反応経路により、ミトコンドリア内でアセチルCoAが酸素を消費する過程でATP(アデノシン三リン酸)合成により生じるエネルギーで、長時間連続して運動することができます。

無酸素性エネルギーとは、無酸素運動系で生じるエネルギーの度合いを示しています。
解糖系と呼ばれる生化学反応経路により、グリコーゲンがグルコース、ピルビン酸を経て乳酸に分解される過程でATP(アデノシン三リン酸)合成により生じるエネルギーで、運動開始初期に利用されます。

GoMoreスタミナセンサーを使ったトレーニングでは、この2つのバーを同じ程度でバランス良く消費させていくことが大切です。

防水について

GoMoreスタミナセンサーは、国際規格IEC60529で定められたIPX6(耐水形)に対応しています。継続的に水没して利用するものではなく、あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がないレベルの基準を満たしています。

トレーニング中の汗や、汚れを落とすために水道水で洗う程度の防水能力はありますが、水泳などで水中に没して使用することはできません。