スタミナとは?

最近、スタミナって何?とよく聞かれるので簡単にまとめたいと思います。(詳細な説明は、ホワイトペーバーをお読みください)

結論から言いますと、スタミナとは主観的運動強度と、その時点での負荷を継続した時に到達できる距離の二つの指標のことです。

まず、オールアウトの状態がスタミナゼロとなります。要するにもう走れない状態をスタミナゼロとしています。それでは、スタミナXXパーセントとはどういうことでしょうか。これは、主観的運動強度(RPE)に基づいた数値となっています。

RPE_Efforts

主観的運動強度とは、主観的な疲労度をパーセンテージで表現したものです。この指標は、運動強度を測る時によく使われるものです。感覚的な指標に見えますが、この感覚に連動する科学的な数値計算(血中乳酸量、エネルギー消費量等)は存在しています。表を見ていただければわかりますが、スタミナが20パーセントの時には、主観的運動強度は、”たいへんつらい”状態です。更に、GoMoreにおけるスタミナの意味は、継続運動可能距離という指標をプラスしていることにあります。

 

GoMoreを使った面白いランニングのトレーニング法(LT:乳酸閾値を感覚で理解する)

GoMoreは、スマートフォンを使ってリアルタイムで体の状態を見ます。胸に巻いたスタミナセンサーの本体とスマートフォンとの距離は最大10メートルあります。複数人でトレーニングする時、トレーナー役の人にスマホを持ってもらえば、客観的にトレーニングの強度を調整することが出来ます。トレーナー役の人は、自転車に乗りランナーの状態を見ながら、適切なスピードの指示を出しましょう。

Distance

平坦な練習コースを走り、無酸素エネルギーの減る割合をチェックします。その時、有酸素エネルギーの減り方より無酸素エネルギーの減り方がかなり早い場合、LT(乳酸閾値)を超えている可能性が高いので、ペースを調整しましょう。この時のしんどさのレベルをランナーが記憶できれば、感覚でLTを超えないように走ることができるようになります。その時の心拍数を見ていると、さらに良いです。心拍数というのは、LTを決める大きなファクターの一つですから、心拍数が一つの目安にもなります。

TwoBlueBars

 

 

 

 

 

 

Bluetoothペアリングについて

GoMoreスタミナセンサーはBluetooth 4.0に対応しているため、Bluetooth 3.0などのような古いバージョンのBluetoothと違い、ペアリングはアプリ上で行います。

Bluetoothをオンにする

iPhoneの『設定 > Bluetooth』やAndroidの『設定』では、Bluetoothがオンになっているかのみを確認します。

Check_Bluetooth_iOSCheck_Bluetooth_Android

 

iPhoneの『設定』やAndroidの『設定』ではペアリングを実施しない!

【注意】

特に、iPhoneの『設定』でペアリングしてしまった場合は、GoMoreアプリ上でGoMoreスタミナセンサーとのペアリングができなくなってしまいます。

NoUSe_SettingScreen_iOSNoUSe_SettingScreen_Android

 

iPhoneの『設定』やAndroidの『設定』でペアリングしてしまった場合は、解除します。

ペアリングしてしまった場合は、次の画像にあるとおりペアリングの解除を実施してください。

CancelPairing

CancelPairing

BluetoothペアリングはGoMoreアプリ上で実施する

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パワーメータPowerTapを使ったトレーニング3

赤坂のGSAstutoさんにて、GoMoreとPowerTapを使ったトレーニングのレポートの3回目です。10分×5回ほどローラーの負荷が上がるインターバルトレーニングで、軽いヒルクライムの練習のような感じです。FTPの70パーセント程度を目標にしていますので、GoMoreの指標では、無酸素エネルギーがわずかに減っていく感じになります。言い換えると、乳酸閾値(LT)を超えない範囲でのトレーニングになります。

ちなみに、GoMoreの無酸素エネルギーの減り方を見ていると、LTを超えたかどうかが自分でわかるようになってきます。この時、心拍数も重要な指標になりますが、GoMoreを使ったトレーニングの回数を重ねると、逆に心拍数からLTがわかるようになります。負荷を自分で容易に調整できるようになるんですよねえ。(なお、心拍数はコンディションなどによっても変わってきますので、心拍数だけでは正確な判断は難しいと思います)

1時間程度、有酸素系をこなした後、これだと心肺のトレーニングとしてはもの足らないので、最後の5分程度ですが、強度を一気に上げて、全力で無酸素エネルギーを使い切ります。GoMoreのスタミナ0パーセントになるまでもがきました。(これがしんどい!)終わった後は、疲労困憊ではありますが、満足感と疲労感が心地良いです。

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注目のスタミナセンサー

※雑誌BICYCLE21 7月号記事からの抜粋です。

心臓の鼓動波形と血中乳酸値を アルゴリズム化

スポーツサイクルにおいて一般的な指標として、心拍数、ケイデンス、パワーなど、さまざまなデータがある。それらを活用するにはそれぞれのデータを分析しなければならず、読み取ったデータからリアルタイムにトレーニング強度を調整することには知識と経験が必要だ。
「GoMore」は、わかりやすいひとつの指標gomorearticleとしてスタミナを表示する。それを可能にしたのが、bOMDIC 社のハートウェーブテクノロジーだ。一般的なハートレートモニターは心臓の鼓動の周期を測定するだけだが、「GoMore」のセンサーは鼓動の波形を測定することにより、医療機器に匹敵する高解像度の信号を得ることができる。 運動による疲労度に関係しているのが血液中の乳酸濃度だ。特にはげしい運動をした際、筋肉中に乳酸が蓄積することが知られている。bOMDIC は心臓の鼓動の波形と血中乳酸値とを関連づけ、アルゴリズム化。センサーで測定したデータから乳酸値を導き出し、スタミナという指標で表示することを可能にした。 スタミナとは、クルマにたとえれば燃料にあたるものだ。「GoMore」では、自分のスタミナがどのくらい残っているかを専用 iPhone アプリの画面上にバーで表現する。燃料計を見て航続距離を予測しながらクルマを運転するように、ユーザーはスタミナを表したバーを見てペース配分をすることができる。

無酸素性と有酸素性エネルギーの 消費率を表示

GoMoreScreen01「GoMore」を使用するには iPhone などの iOS 8搭載端末が必要。無料の専用アプリをインストールし、Bluetooth 通信でセンサーと iPhone を接続する。センサーをチェストベルトに取り付けて胸に装着。最初にユーザーの性別、身長、 体重、生年月日を入力した後、キャリブ レーションを行う。キャリブレーションは「GoMore」を起動した状態で、自転車に乗って 10km を全力で走った時に感じたきつさの段階を入力する。これにより、ユーザーひとりひとりに合ったスタミナの正確な算出が可能だ。
アスリートが運動の持続をあきらめてしまう時の理由は4つある。それは、①呼吸の増加 (乳酸の蓄積) ②エネルギーの欠乏 ③意思の欠如 (精神的問題)  ④筋肉疲労の蓄積 (短時間では回復不能)。 このうち「GoMore」は①と②の限界を表示。あとどのくらい運動できるかを 2 本のバーで確認することができる。①に対応するのが「無酸素性エネルギー」のバーで、②に対応するのが「有酸素性エネルギー」のバーだ。GoMoreScreen00
また、運動前のスタミナを100% とした時の、運動中のスタミナ消費量と残量を確認することもできる。これを見て、ツーリングであればゴール地点に向けたペース配分を考えたり、トレーニングであれば強度の見直しをしたりできる。
運動中に潜在的なスタミナと、実際に使用したスタミナがわかるので、あとどれくらい運動を続けられるかがわかるのが「GoMore」の特長だ。また、ワークアウトの終了後にはトレーニングによって向上したレベルが表示されるので、モチベーションアップにもなる。記録されたレポートには、地図上にスタミナが変化した場所も表示される。最適なペース配分を組み立て、前回よりもさらに遠くまで走るプランを立てたり、より効果的 なトレーニングメニューの作成を可能にする。
価格は1万8000円(税抜)。Android 版 アプリは今年7月以降にリリース予定だ。

 

 

 

屋外サイクリングモードでのキャリブレーション

荒川河川敷にて屋外サイクリングモードでのキャリブレーションをしたK女子からのレポートです。

2015-08-08_11_走行後写真2

荒川CRにてサイクリングモードのキャリブレーションを行いました。途中車止めが2か所あり、そこで減速した程度で、それ以外はスピードを落とさず走り切れました。15分間でスタミナが0%にならなかったので、走行距離が10kmに到達するまで走りました。

走行時は、以下を心がけました。
・心拍ゾーンを無酸素運動ゾーン(170bpm以上)に保つ
・(心拍ゾーンを保つため)ケイデンス100を保つ

2015-08-08_02_走行中

2015-08-08_08_結果2

 

2015-08-08_07_結果12015-08-08_03_10km到達直後2015-08-08_09_結果3

2015-08-08_04_アンケート12015-08-08_05_アンケート2

2015-08-08_06_アンケート3

 

■概要
距離: 10.03 km
タイム: 21:33
平均スピード: 27.9 km/h
高度上昇量: 48 m
カロリー: 226 C
平均気温: 24.6 °C

■詳細
タイム: 21:33
移動時間: 21:30
経過時間: 21:33
平均スピード: 27.9 km/h
平均移動速度: 28.0 km/h
最高スピード: 35.8 km/h
平均ケイデンス: 99 rpm

 

 

ローラー台を使った室内サイクリングモードでのキャリブレーション

ローラー台にて、室内のサイクリングモードでのキャリプレーションを行なったレポートです。今回登場するのは、最近特に自転車にはまっているというK女子です。東京マラソンも走ったこともある、弊社きってのアスリートです。

場所は、弊社東京本社の中会議室。iPhoneを大型ディスプレイに接続して、リアルタイムで、スタミナ値と心拍数などをチェックしながら、負荷を調整をします。アスリートの状態を他の人がチェックできるというGoMoreのメリットの一つですね。

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15分で最大限の力を出し切ることと、終了前に最大限の負荷がかかっている状態で終わることを目標にキャリブレーションをスタートします。とはいえ、どれくらいのペースで踏めば15分間で全力を出し切れるかがわからないので、無酸素エネルギーとスタミナの減り方を見ながら、少しずつ負荷を上げていきます。汗ダラダラになりながらも、15分間を終え、キャリブレーションが成功しました。

仮のスタミナ値(キャリブレーションが終わってませんから)ですが、特に意識したつもりは無く、ちょうど15分で0パーセントになってました。本人曰く、ほぼこれが限界とのことで、スタミナ値と合っているため、キャリブレーションをする必要がなかったかも! というか、仮にキャリブレーションをせずに使っていても、ある程度正確なスタミナ値が測れるということですね。

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ランニングでキャリブレーション

今回は、ランニングでキャリブレーションを実践したレポートです。

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皇居ランコースを使って、キャリブレーションをしました。さて今回登場のM君は、定期的にランニングをしているわけではありませんが、週末はフットサルに汗を流し、年間数回程度、ハーフマラソンのイベントに参加しているそうです。運動をすることにある程度体は慣れているようです。GoMoreを使ってのランニングは初めてということで、まずはキャリブレーションにチャレンジしてもらいました。特別な説明はせずに、前日にGoMoreを渡して、自分でセッティングすることと、Webサイトを見ておくように伝えておいたのみです。

スタート地点では、自分のペースで15分以上を走ることを最大の目標として、最後はできるだけ全力を振り絞って終わるようにと、伝えました。

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GoMoreが接続されると、心拍数が表示されます。スタートをクリックし、4つのモードからランニング(キャリブ)を選択します。さあ、スタートです!

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後は15分を走り続けることにひたすら専念します。皇居は1周約5キロありますので、走りきれば通常は20分以上はかかります。キャリブレーションには持ってこいのシチュエーションです。ただ、当日は朝6時過ぎというのに、かなり気温が上がっていたため、結構つらいランになりそうな。。。。

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竹橋からスタートし、半蔵門までの登り坂もなんなくこなし、桜田門あたりでも相当のペースで飛ばしてます。オールアウトになるまで走るのがより正確なキャリブレーションにつながるのですが、定期的にランニングしていない場合はあまり追い込むと危険が伴うこともあるので、1周しなくても無理せず止めるように指示を出します。ちょうどこのあたりで、仮のスタミナ値ゼロになり、胸に付けたGoMoreが振動しました。すでに15分は走っています。かなりつらいようでしたが、ラストスパートして終了。IMG_1015

IMG_1017 2アプリのキャリブレーションを終了をして、アプリが聞いてくる3つの質問に答えます。無事にキャリブレーションが成功しました。データを見ると、思ったより追い込んでいることがわかります。ペースも速く、M君の感覚では、相当疲労したとのことで、今回のワークアウトにより、正確な値が測れたと思われます。

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パワーメータ(PowerTap)を使ったトレーニング2

今回も赤坂にあるGSAstutoさんで、GoMoreを使ったトレーニング編です。前回は、一定のペースで効率的にスタミナを使い切ることを目標に行いましたが、今回はインターバル的な要素を入れた、よりハードなトレーニングとなります。

GoMoreとPowerTapの二つの胸バンドをして、トレーニング開始。今回は、私のFTP値を180Wと設定して、そのパーセンテージを見ながら負荷を上下します。10分程度の高負荷を3回繰り返し、その間に低負荷のインターバルを入れます。パワートレーニングが優先されるため、負荷(ワット数)が高くなり、GoMoreの無酸素エネルギーが急激に減っても、その負荷を続けます。ただし、スタミナが100パーセント消費した段階で一旦負荷を落とすことにしました。

高負荷トレーニング時における最大領域に近い心拍数でも、その値が一定であれば、それほど問題では無いのことで、GoMoreの心拍を見ながら、高負荷に耐えます。この時、GoMoreの心拍計の正確さがモノを言います。他のデバイスでは、心電図の波形を見ているわけでは無いので、突然心拍数が上がったり下がったりしますが、GoMoreではほとんどそのようなことが起きません。ですので、安心して追い込むことができます。実際、GoMoreでの最大心拍数は、安定した数字が出てました。IMG_0992 IMG_0993

2回目の高負荷部分途中で、残念ながら100パーセントのスタミナを使ってしまったので、一旦ペースダウンして回復を待ちました。この時、個人的な感覚では、結構きてる状態で続けられる気がしませんでしたが、心拍を落としすぎないレベルでペダルを回し続けます。約10分弱でスタミナが40パーセント弱まで回復したので、再度高負荷のトレーニングに入りました。結果のグラフが以下となっています。

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最大心拍を185まで上げましたが、実はここまで上げると、翌日以降に心臓にダメージが残るのですが(若い時はそんなことなかったんだけどな〜)、今回はまったくありませんでした。

なお、このトレーニングは、すべての機能を向上させることができるそうです。つらいですが、効果は抜群な感じでした。ただ、一人では、ここまで追い込むことは出来ないと思います。絶対気持ちが折れます。また危険です。ライセンスを持ったトレーナーにトレーニングメニューを考えてもらい、ずんずん追い込んでもらいましょう。GSAstutoのTimさん、Jamesさん、Thanksです!

スクリーンショット 2015-08-03 17.51.16

トレーニング中の細かいデータです。メールにて送られてきます。

 

 

パワーメータ(PowerTap)を使ったトレーニング1

赤坂にあるGSAstutoさんで、GoMoreを使ったトレーニングをしてきました。USのコーチングのライセンスを持つ、Timさんのインストラクションを受けながら、自転車のローラー台を使ったパワートレーニングを行いました。

PowerTapを使ったパワートレーニングに、GoMoreのスタミナトレーニングを組み合わたものになります。私の身長、体重などのデータから100Wから120W程度を目安にして、GoMoreの無酸素エネルギーの消費ペースと心拍を見ながら、強度を調整しスタミナゼロを目指すことにしました。今回は、どちらかというと、私の運動レベルを測るためのキャリブレーションに近い意味合いとなりました。なお、私のトレーニングの目的は、適切なカロリー消費と健康維持とスポーツを楽しむことです。(←これ、大事です。レースでポディウムに立つとか、TTのタイムを上げるとかだと、トレーニングのメニューが変わってきます)

ポイントとしては、

  • 一定の出力を保つ(これがなかなか難しい)
  • 無酸素エネルギーの消費ペースと心拍数の上昇をチェックする(私の場合は、だいたい147ぐらいの心拍数を超えると無酸素運動領域に入ることが、これまでのGoMoreを使ったトレーニングでわかっている)
  • スタミナゼロになるまで、がんばる(スタミナゼロになりましたが、もう少しプッシュできる気がしました。今回はキャリブレーションの意味合いが違うためやりませんでした)

結果として、綺麗なスタミナ消費曲線を描くことが出来ました。効率的にエネルギーを発生させる(パフォーマンスがベストに近い)状態のトレーニングでした。この結果、翌日以降に疲れやダメージが残るということはありませんでした。

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Gomoreの画面。放物線を描くようにスタミナ落ちるのが理想です。

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最大カロリーを700Kしか消費できない。増やす必要あり。

 

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パワータップの画面。

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